皆様こんにちは。
【制御屋の考える鉄道模型#7】
ブレッドボードを使用した試作環境上ですが、
ようやく自作Nゲージコントローラの
ハードおよびソフトが完成しました。
【マイクロコントローラPIC16F887】を使用し、今主流のワンハンドルマスコン仕様。
キャラクタ表示液晶ユニットと設定ボタンによりコントローラ単独での
各種パラメータ(加減速定数や速度等)の設定管理ができます。
操作はP3・P2・P1・N・B1・B2・B3・EBの8段切替で、力行(りっこう)・惰行・制動を
疑似体験できる完全デジタル制御のPWM方式で停車時でも前照灯の点灯可能な常点灯や
滑らかな自動加減速、低速走行を目指しました。
※【PWM制御は、高速スイッチングにより電力を制御する方式のことです。スイッチのONとOFFの繰り返しを行い、出力される電力を制御します。
環境保全や省エネの観点から、エネルギー効率のより良い方法を模索する中で生まれてきた制御技術です】
インバーター回路、モーター制御など】
手動コントローラですが制御屋の欲として外部からの速度抑制可能な
ATC(自動列車制御装置)風の機能も用意しました。まだそれ以外にも拡張の余地は残してあります。
⇧写真は【オシロスコープ】を用いてのPWM波形の計測の様子です。
ほぼ想定通りの制御であることを確認できました。
そして実際に走行させている様子。PWM周波数が可聴域なので多少の音が出ますが、
そのままにしています。
ネット上では鉄道模型の自動制御をされている事例がいくつかあると聞いています。
制御屋として「魅せる自動運転」を目指すのもよいですが、運転するという楽しみを
大事にしたいので、基本は手動をベースに周辺管理を自動制御していく予定です。
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